思いのほか長くなりましたが
今回で終わりです
ロゴデータを頂くと
工業関系ですとjpgなどが多いです
デザイン関係ですとaiなどになります
正直jpgなどの軽いデータですと
ロゴの輪郭がぼやけてて彫刻するには
かなり厳しいです
(印刷の場合もやはり厳しいそうです)
データの輪郭を整える作業が必要になります
aiのラインデータですとこの部分は簡単
に進みます
これはCADとillustratorの違い
(技術系とデザイン系の考え方の違い)
からくるものかなと思ったりしてます
(クワバラも工業系メインですので苦労します)
その辺の話は別の機会で
ロゴのラインデータが出来たところで
やっとここからです
どう彫って綺麗にみせるか
どうデータを変えて表現するか
(あくまで原型に近づける為に)
悩みます
彫っても彫れない部分が出たり
部分同士くっついてしまったり
はたまた太すぎたり細すぎたり
色んな事が巻き起こります
(軽く嫌になりその後立て直します)
後はエッジに角度を付け良い感じに
光るようにして
中の部分は均等に綺麗に彫る事は
必須です
その際カッター(刃物)をどれを使うか
細かかったり小さかったりした場合は
鋭いものを使用する感じです
刃先は0.2㎜幅が多いです
(大きい場合はそれなりに広く)
細かい刃先で0.5㎜深さくらいで彫刻です
と言う事は単純に凄く時間がかかります
(100㎜□のもので1時間くらい)
その前に試しをやりますのでなかなか
時間がかかります
一番最近のものはロゴが変わったもの
でしたので10回くらい試してみて結局
最初の方のやり方で仕上げたりも
あります(ちょっと迷走してました)
一見
無駄なようですが
どこまでやるか
どれを良しとするか
その人それぞれの拘りになりますので
ものに表れる一番面白い部分なのかなと
思ったりしてます
とは言え時間も予算も限られてはいます
どこで判断するかも大事になってくる
とも思っています
そんなことを考えながら日々彫刻してます
その結果自分のイメージに近い
もしくはそれ以上の感じに彫れると
凄ーく嬉しくなります
軽く悦です
ニヤニヤしてます
そんなことはあまりありませんが
ただ今回の其の壱の画像は
その感覚に近かったので
今回の画像のようになりました
おわり